
経歴まとめ(中学生時代)
どうも、クロです。
自己紹介記事第2弾!中学生のお話です。
と、その前に、
小学校の話から読みにきてくれた人の方、手ぇあげてぇー!
ふむ、ほぼ全員ですね。
ということで、
今回は、多忙な生活を送っていた中学時代のお話。
小学校時代以上にダークな感じになっていきますので、
厨二心を思い出しながら、どうぞ。
中学は地元の公立学校へ。
そこは各学年2クラスしかなく、世にも珍しいとってもいい子が揃い、
むしろ受験したくなるレベルで、教師界隈では横浜一行きたい学校。
と、聞きました。
でも裏を返せば、
人数が少ないから部活動は10種類しかなく、
頭多い人ばかりだから、授業内容が高校レベルだったり、
逆にクラス分けの格差で、成績の二分化が凄まじかったり、
平和で素敵な学校だけど、すごい閉鎖空間にいた気がします。
クロはと言えば、
小三から塾に行ってるので、頭はいい方。
成績や授業に置いてかれることはほとんどありませんでした。
加えてサッカーをやっているのもあり、
スポーツ万能、成績優秀。
と見られていてもおかしくない人間ではあったと思います。
しかし、クロの中ではこれ以上ないほど、闇を抱え始めた時代でもあります。
では物語を紐解いてゆきましょうか。
冒頭に書いた通り、中学時代のクロの生活は多忙でした。
毎週、こんな感じのスケジュールでした。
もちろん、学校や塾での宿題もありますから、自由な時間はあまりなかったと言っても過言ではありません。
小学生の頃のサッカーチームは、中学生以上のチームもなかったので、
高校生や大学生もいるクラブチームに行きました。
(今はもうないチームですし、正直弱いチームでした)
そしてサッカーに影響しないようにと、他の球技ではなく「陸上部」に入りました。
サッカーをしてるとバレーボールでは頭でトスしちゃうし、
バスケでは足でパスしちゃうことが多いから、間違ってない選択だとは思う。笑
しかし、ここで入った陸上部。
これこそが最高に厄介で、私を長らく挫折の道を歩ませた原因となりました。
陸上部、というのは、
みなさんのイメージ通り、堅苦しくただ走るだけの部活です。
球技が好きな私は、最初の半年くらいは純粋に陸上を楽しめていましたが、
冬になり、長距離練習の期間になると、部活には行けども参加はしない、半幽霊部員になりました。
(※多くの陸上部は、春夏秋は陸上部、冬は駅伝部になります)
半幽霊部員。
つまり、陸上部に顔を出すけど、架空の怪我を理由に筋トレだけする。
走らない陸上部。
もはや外の筋トレ部。でした。
まっすぐ帰宅すれば、部活を休んだの?
と親から聞かれるのが目に見てている。
親の心配や口を挟まれることへのトラウマが、
部活を辞めるという選択肢をなくし、半幽霊部員という中途半端な存在にさせました。
しかし、悲劇はここでは終わりません。
往々にして筋トレや、トレーニングというものは裏切らないものです。
次の春。2年生。
私は部活で、レギュラーを外されました。
純粋にタイムで負けたのです。
1年前、入学時には、天と地ほどの差をつけていた他部員たちに、
純粋にタイムで負けたのです。
陸上というのはコンマ数秒を競う世界。
過去の成績なんて無意味。ただタイムにのみ価値がある。
1年前、チリとも思っていなかった他部員に負けた私は、
自分のことをゴミ以下だと感じました。
圧倒的敗北感。
打ちのめされたプライド。
ふつふつと湧き出る自己嫌悪感。
悔しさをバネに頑張れればよかったのに、
自分が本当はダメダメな人間だってことを、親だけにはバレたくない。
その一心で、ダメな自分を受け入れることを拒否し続ける日々が始まりました。
私は、言い訳を重ねていきます。
「走るのには飽きたから、飛ぼうと思って」
→ハードルや幅跳びに転向
「陸上はサッカーのためにやってるからどうでもいい」
→陸上と同時にサッカーも芽が出なくなりました
「小学生の頃は毎年、リレーの選手だったんだよ」
→わかりやすく過去にすがりました
そして、現実に絶望感しか感じなくなった私は、現実逃避を始めます。
漫画、アニメ、ゲームに没頭し続けたのです。
こんなイメージ。
寝ない分、授業で寝る生活。
行きたくない部活に参加してる間、頭の中は今朝の続きのゲームのことを考えていました。
しかもこの頃は、深夜アニメが非常に増えてきた時期。
「コードギアス」や「涼宮ハルヒ」など名作揃いの時代。
翌日教室でネタバレされるのが嫌で、リアルタイムで見ていました。
自分の挫折に目を背け続ける自分。
それを隠し続ける自分。
そこから逃げるように現実逃避し続ける自分。
今思えば、すごく苦しかった。
誰にも言えず、自分の感情を閉じ込めて、一人でい続けた時間。
表向きは楽しそうに振舞っていたけど、中身はボロボロのぞうきんメンタル。
そんな私を、ひとときでも救ってくれたのが、
アニメ、そして声優の存在です。
中学3年の春、今でも「一番好きなアニメは?」と聞かれたら必ず答える
「スレイヤーズ」という作品と、
主人公リナ・インバース役の林原めぐみさん、ゼロス役の石田彰さんに出会います。
(その頃やっていた「スレイヤーズ REVOLUTION」シリーズ)
深夜アニメを片っ端から見ていた私は、偶然この作品に出会い、
その魅力に、完全に取り込まれました。
今までに出たシリーズのアニメに、原作、今では手に入らないであろうゲーム化作品。
とにかく片っ端からこの作品を知りたかったんです。
これは後から自分を観察した考えですが、
主人公たち一向(リナ、ガウリイ、アメリア、ゼルガディズ、時にゼロス、シルフィール、ポコタなど)のワイワイガヤガヤした旅のメンバーに憧れていたんです。
嘘をつき続けて、泥沼の中で1人もがいてる自分自身に比べて、
仲間とともに、楽しく、悪を裁く姿が非常に眩しく映った。
純粋に羨ましかった。
冗談を本気で言い合える仲間がいることも、仲間と冒険に出ることも、自分に自信を持っていることも、魔法が使えることも、なにもかも。
ただただ羨ましかったんだ。
叶うことなら自分も旅に一向になりたかった。
これだけ好きな作品だけど、
なんで好きなの?という問いへの答えにはどれもならないと思っています。
ただ思うのは、
本当に好きなものやことには、理由なんてない。
ということなんじゃないかな。
それくらい出会うのが必然だと思えるほど、「スレイヤーズ」に。
そして1キャストである石田彰さんに、傾倒していきました。
石田彰さんが出演するアニメやゲームを片っ端から見るオタク精神。
高校受験の心の支えになった林原めぐみさんのラジオ番組。
多くの人が描く「声優になりたい」という夢。
その夢を、次第に私も強く願うようになっていきました。

